運動療法と休憩

「成長」ホルモンが子どもの成長に重要であることはご存知だと思います。

しかし、子どもだけではなく大人にも、特に中高年には非常に大切です。

成長ホルモンは細胞の活性を高め、新陳代謝を活発にさせます。

また、筋肉を作り骨も丈夫にします。

さらに脂肪を分解する働きもありますから、成長ホルモンが分泌されている人はいつまでも若く見えます。

20歳くらいまでは何もしなくても活発に分泌されていた成長ホルモンは年齢とともに分泌が悪くなってきます。

20代半ばでピーク時の10パーセントに減ってしまいます。

加齢とともに成長ホルモンが不足し、老化しやすくなります。

しかし、成長ホルモンを分泌させる方法があります。

「運動」と「睡眠」です。

30分以上の有酸素運動をすることで、成長ホルモンが分泌され身体の健康が維持されます。

反対に「運動不足」は多くの疾患の危険因子になり、あなたの健康を蝕んでいきます。

また、成長ホルモンには疲労回復効果もあるので、しっかり運動することで疲労回復することができます。

疲れをリセットする物質が成長ホルモンです。

成長ホルモンが一番分泌される時間は寝ているときです。

寝ているときの「ノンレム睡眠」、いわゆる深い眠りについているときに分泌されます。

運動とストレスの関係についてですが、ストレス研究で有名な生理学者ハンス・セリエの実験があります。

10匹のラットに「痛み」「雑音」「ショック」などのストレスを繰り返し与えると、これらのラットは、1か月足らずに全て死んだそうです。

同種のラットを事前に運動をさせてコンディションを上げてから同じストレスを与えたところ、1か月経っても1匹も死ななかったそうです。

この実験から、「運動」がストレス耐性を高めることがわかりました。

また、うつ病の治療方法に最近運動療法が注目されています。

デューク大学のうつ病に対する運動療法と薬物療法を比較した場合、運動療法に薬物療法と同等の効果があることがわかりました。

また、薬物療法の後にうつ病を再発した人の確立は38パーセントだったのに対して、運動療法をした人の再発率はわずか8パーセントでした。

運動は、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンという主要な脳内物質の放出を調整します。

薬は「毒」です。

どうしても使わなければならないときに、必要最小限度の薬を使うべきだと思います。

何となく病院に行って、「変わりありませんか?」「変わりありません」「では、1か月後にまた来てください」といった診察を受けていませんか?

病気を根本から治すためには、先にも述べたとおり、薬の必要がなくなれば「運動」によって治すことをお勧めします。

ダラダラと5年も10年も薬漬けにされてしまいますよ。

では、どのよな運動が良いのかを紹介します。

色々な専門家がさまざまな数字を出していますが、平均して「1回1時間以上、中強度の有酸素運動を週に2回以上やる」というものです。

有酸素運動とは、「酸素を取り込む、すなわち呼吸をしながら運動をする」ことです。

ウォーキング、ランニング、自転車こぎ、水泳などが挙げられるでしょう。

無酸素運動とは、短距離のダッシュや、筋トレなどです。

中強度とは、多少汗ばむ程度のことをいいます。

一日1時間の有酸素運動を毎日する必要ななく、週に2回できれば上出来です。

「7時間寝ても疲れがとれない」という方は、寝る前の時間の過し方に問題があるかもしれません。

昼の仕事モードでは交感神経が優位にたっている興奮モードです。

心と身体が非常に興奮した状態で仕事から帰ってきても、すぐに布団に入ってもなかなか寝付くことができません。

良い睡眠のためには、よい休養が必要です。

夜遅くまで残業し、家に着くと真夜中。

それから風呂に入ったり、ご飯を食べたりしてあとは寝るだけで、疲れもピーク。

このような寝方が最も疲れがとれない休息です。

内臓の機能を支配する交感神経と副交感神経は状況に応じて交感神経が優位になったり、副交感神経が優位になったり変化します。

交感神経は「昼の神経」とも呼ばれ、日中の活動的な時間帯に活発になります。

副交感神経は「夜の神経」です。

身体を緊張からときほぐし、休息、リラックスさせるように働く神経です。

私たちの身体は昼は戦闘モードとでもいうべき、交感神経が優位にたっています。

一方、夜は副交感神経が優位の状態に変わります。

1時間前にバリバリと仕事をしていたのをいきなりそれを急に変えようとしてもすぐには副交感神経が優位になることはありません。

交感神経が優位な状態から、副交感神経が優位な状態に切り替えないと寝れないのです。

そのためには、2時間程度のスイッチの交換タイムが必要になります。

副交感神経は日中の疲れた体や心を修理する役目を持っています。

交感神経は、脈拍や体温を上げ、発汗などを行い、身体が運動に適した状態にもっていく働きをします。

副交感神経は反対に、脈拍や体温を下げ発汗を抑える働きがあります。

各臓器の働きを下げ、身体を「休息モード」にします。

副交感神経が優位になると、免疫系の働きが高まり細胞修復が活発に行われます。

交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキといえます。

交感神経が優位になっている状態で布団に入ることは、アクセルを踏みながら布団に入っているようなものです。

副交感神経が優位になっている時間を意識して作ることが大切です。

睡眠不足や寝る前の休息時間がとれないと、副交感神経が活躍できない状況にある。

そんな生活習慣が心や身体に悪影響を及ぼします。

私たちの心と身体の「健康」を維持するためには、「副交感神経」の働きが欠かせないのです。

睡眠中に副交感神経が優位にできるかどうかは、寝る数時間前の過し方にかかっています。

交感神経は脈拍を上げるもので、副交感神経は脈拍を下げるものです。

つまり、寝る前にドキドキするようなことはしないことです。

先にも書きましたが、TV、スマホ、DVDを観るのは目にブルーライトが入って目を刺激します。

テレビゲームやアクション、ホラー映画も好ましくはありませんし、筋トレも刺激を与えます。

帰宅後、TVなどの視覚系娯楽で過す人が多いと思います。

ただ、寝る直前までゲームをすることは副交感神経の働きの妨げになってしまいます。

視覚情報の処理に人間の脳はその50パーセントを費やしているそうです。

長時間TVやゲームの画面を見続ける行為は、脳の神経を興奮させることになり、脳のリラックスとはまったく反対の状態になってしまいます。

私たちは、日中、パソコンの画面に向かいながら、おおくの視覚的仕事をしています。

家に帰ってからもゲームやTVで視覚刺激をすると脳は疲れきってしまいます。

休息のためにと思ってやっている帰宅後のTV、DVD、スマホ、ゲームなどが実は脳には悪かったのです。

副交感神経を優位にさせる方法について述べます。
1入浴
入浴は筋肉を弛緩させる作用があり、リラックスすることができます。
また、疲労回復、ストレス発散に非常にこうかてきです。
温めの温度(40度)以下で入ります。
高めの温度だと交感神経のスイッチが入ってしまいます。
2軽いストレッチをやる
筋肉がほぐれる程度にとどめてください。
強い運動は交感神経を優位にしてしまいます。
3腹式呼吸
横隔膜を意識して、ゆっくり15秒間くらいかけてゆっくりと息を吸い込みます。
次に、ゆっくりと15秒くらいかけて吐き出します。
これを3分やるとかなり気が楽になります。

DVに悩んでおられる方へ

最近DVが大きな社会問題として取り上げられるようになりました。

私が警察をやっていたときも、「ずいぶんDVの110番が多くなったな」と感じていました。

以前のブログにも書きましたが、男女では脳の根本的な違いがあり、男性は理由、理屈を求めるのに対して女性は感情、共感を求めるものです。

付き合っているときなど一定の距離があれば特に大きな問題となることは少ないのですが、同姓したり結婚したりすると距離が一層近くなり、相手の嫌なことが目につくようになっていきます。

いわゆるハリネズミのジレンマです。適度な距離があれば暖かくお互いにいい思いをすることができますが、近すぎるとトゲが刺さってお互いにいたい思いをします。

男性は女性よりも口下手なことから、思わず手を出して自分の意見を押し通そうとします。

女性は感情の生物ですから、火がつくと一向におさまることはありません。

それに対して手を出してしまうのがDVです。

当カウンセリングでは、元警察官でDVに詳しい私が自信をもって対応策をアドバイスすることができます。

お困りの方は、札幌ゆめの杜カウンセリング までご連絡ください。

不登校

当カウンセリングでは、学校に行けない、いわゆる「不登校」についても対応させていただいております。
不登校はネガティブであり、人は一旦ネガティブに陥ればネガティブがネガティブを呼ぶという悪循環に陥ってしまいます。
早めの対策が必要ですので、決して放置することはなく、当カウンセリングまでお越しください。

当カウンセリングは同伴者がいましても別料金がかかることはございません。

うつ病の特徴

当カウンセリング機関では、うつ病又は抑うつ状態の方に積極的なカウンセリングを行い社会復帰に向けて最善のカウンセリングをご提供します。
私自信もうつの経験があり、うつ病を患っていらっしゃる方の気持ちが非常によくわかります。
また、そのような光景を日々見守っているご家族様も非常に辛い思いをされているかとお察しします。
一刻も早く治療を受け、(病院だけでは足りません、カウンセリングが必要です)本来のご自身になられますよう心から祈願します。

うつ病の特徴
1気分が重苦しい、泣きたくなる。
2いつもなら楽しいことが、気が進まない、やる気が出ない。
3食事がおいしくない、「食べなければならないのはわかっている」が、食欲がわいてこない
4ちょっとしたことで不安になり、いてもたってもどうにもできなくなる。逆にイライラする方もいます
5物事をネガティブに考えるクセがついてしまっている。
6いつもより早く目が覚めて、その後寝ることができない、熟睡感がない、中途覚醒をする、寝つきも悪い。日中はだるいのに寝れなく、ただ布団でゴロゴロしている。
7着替えや身づくろいが面倒になってすることができない
8身体症状も伴う場合が多い(頭痛、だるさ、耳鳴り、息苦しさなど)
9体がずっとだるくて、寝ても治らない
10人の話や活字(本や新聞)を読んでも頭に入ってこない
11自分のことなんてどうでもいい、消えてしまいたい、死にたいなど
12夕方から夜にかけて、少し気が楽になる。

全ての人に当てはまるかというとそうではありませんが、一般的にこのような症状が出ます。
私の場合は上記全てに当てはまりました。

しかし、ご安心ください。

病院の治療とカウンセリング(本人のうつになりやすい物の捉えかたの歪みを矯正)を行うことで90パーセントの人が回復しています。
確かにカウンセリングの料金はご負担になるかもしれませんが、うつ病は再発すれば再発するほど、通院歴が長くなってしまった人が残念ながら治らない残りの10パーセントに入ってしまうのです。

うつ病の簡易検査

1体がだるくつかれやすいですか?
2騒音が気になりますか?
3最近気が沈んだり、気が重くなったりしたことはありませんか?
4音楽を聴いて楽しいですか?
5朝、調子悪く無気力になりませんか?
6議論に熱中できますか?
7首筋や肩こりがひどくないですか?
8眠れないで朝早く起きたり、また、夜中に目が覚めることがありますか?
9頭痛もちですか?
10事故や怪我をしやすいですか?
11食事がすすまず味がないですか?
12テレビを観ていて楽しいですか?
13息が詰まって胸苦しくなることがありますか?
14のどの奥に何か物がつっかえている感じはありますか?
15自分の人生がつまらないもだと感じますか?
16本来は仕事熱心で几帳面ですか?
17以前にも現在と同じ経験をしたことがありますか?
18仕事の能率があがらず、何をするのもおっくうですか?

以上に6か所以上あてはまれば、「抑うつ」の黄色信号です。

お電話による相談、出張相談も賜ります

当カウンセリングでは
・ 冬季の外出には抵抗がある
・ うつ病等メンタル疾患の状態が良くなく、外出することが困難である。
・ 引きこもりやパニック障害があり、外出するのに抵抗がある。
そのような症状を抱えていらっしゃる方のために、電話、出張、訪問カウンセリングも行っております。

また、電話は最初の10分は無料です。
以後15分に1,000円となっております。(通話料はクライエント様負担となります。) 
電話 090-6442-5201

出張カウンセリングは基本札幌市内にさせていただきますが、ご相談内容にもよります。
通常カウンセリング費用2,980円に交通費1,000円を加算した3,980円となります。

よろしくお願い致します。
札幌ゆめの杜カウンセリング

睡眠の重要性

人間の体には自然治癒力があります。

多少のストレスがかかっても、自分の力で自然に回復できるようになっているのです。

ただし、その自然治癒力を発揮するためには最低限の条件があります。

1つは「睡眠」
2つは「運動」
3つは「休息」

です。

この条件さえ整えれば多少のストレスがかかっても自然に回復し、心や体を壊すことはありません。

つまり、自然治癒力は心と体をリセットするものと言っていいと思います。

気をつけることがあります。

仕事が忙しかったり、残業で帰宅時間が遅くなったりして「休息」がとれない、「運動」をすることができない、「睡眠」時間が短くなるような場合は自然治癒力を発揮することができなくなってしまいます。

例えば、睡眠時間が4時間しかとれない。

こんな状況では心と身体の疲れは回復しないので、ここで述べる身体リセットは行うことができません。

「睡眠」「運動」「休息」は体と心の疲れを取るだけではなく、「感情」もリセットさせます。

どれだけ忙しくても自己防衛のために「睡眠」「運動」「休息」は重要視してください。

夜寝れているか、ただこの一言の質問でメンタルが健康かどうかがわかります。

ぐっすり寝れている、熟睡間があるという方は問題ありません。

一方、寝つきが悪い(30分以内に寝付くことができない)、中途覚醒がある、早朝覚醒があるという方は要注意です。

ほとんどのメンタル疾患に共通するものは睡眠障害です。

うつ病の方では夜、寝れない、そう病の方では夜寝ないなど。

逆にメンタル疾患がよくなれば睡眠障害も改善されてきます。

睡眠はメンタル疾患の悪化若しくは改善の指標となるものです。

睡眠がしっかりととれていれば、うつ病にはなりません。

睡眠はこのように、メンタル疾患の予防にもなるのです。

厚生労働省のうつと睡眠に関する調査によると、7~8時間睡眠の人が最もうつ病発症が低く、5時間未満の人が約47パーセント、10時間以上の人が約50パーセントとなっており、極端に睡眠時間が長いか短いかによって「うつ病」発症の確立が異なっていることが分かります。

「睡眠不足」「寝すぎ」は要注意です。

精神的な健康状態を示す指標でもあり、精神的な不調の「原因」でもり「結果」でもあります。

睡眠不足によってストレスは増大します。

逆に、私たちの「苦しい」を取り除く簡単な方法は「睡眠」といってもいいでしょう。

「過労死」が問題になって久しいですが、「過労死」とは、残業や休日出勤などで「休息」する暇がないほど忙しく働いていた人たちが、ある日突然心筋梗塞や脳卒中で亡くなることです。

過労死の原因は疲れがたまってと主我勝ちですが、そうではありません。

ある研究によると過労死の原因となる心筋梗塞や脳卒中などの発生率は仕事の量や質と相関するのではなく、「睡眠時間の短さ」と相関していたのです。

週40時間で、残業のない人の平均睡眠は約7時間ですが、残業が1か月に80時間の人は平均約6時間です。

残業が1か月に100時間の人は約5時間になります。

100万人以上を対象に行われた睡眠時間と死亡率について調査したデータによると、1日6.6~7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それより短くても長くても死亡率が高まることがわかりました。

また、毎日の睡眠時間が6時間未満の人は、6~8時間の睡眠をとっている人に比べて、若くして亡くなっている人が12パーセントも多いことが判明しました。

睡眠不足や長時間睡眠は命を削るものです。

人間の身体は睡眠中に副交換神経が優位になって、全身の臓器や細胞が「修復」されます。

この「修復」がないと色々な病気になってしまいます。

睡眠不足が十分にとれていないと睡眠中の「修復」が不十分となって心血管系疾患のリスクを大きく高めます。

逆に言えば、かなりハードな仕事をやっても睡眠さえしっかりととれていれば、心も体も健康でいられるということになります。

バリバリ仕事をするためには「質の高い睡眠」を「十分」にとることが重要です。

適切な睡眠時間は約8時間といわれています。

また、睡眠は量ではなく質も重要です。

何時間寝たのかよりも「熟睡感」があるかないのかのバロメーターが重要です。

「熟睡感」とは朝起きたときに「あ、良く寝た、すっきりした」という感覚です。

朝起きたときに「もっと寝ていたい、もう朝だ」というのは同じ8時間睡眠でも睡眠による疲労が回復していないことになります。

7時間以上寝ているか、そして「熟睡」しているかが重要です。

人がグッスリと寝て、疲れを回復させるためには「眠気を催すメラトニン」の分泌が不可欠です。

メラトニンは朝太陽の光を浴びて14~16時間後に分泌されます。

「睡眠物質」「眠気を誘うホルモン」とも呼ばれるメラトニンが分泌されると、眠気を催しぐっすり寝ることができます。

メラトニンを促進させる3つの方法

1部屋を真っ暗にして寝る
メラトニンは光を嫌う性質があり、目を閉じていても光が入ることによりメラトニンの分泌は抑制されます。
豆電球も消すことをお勧めします。
2入眠前は、ブルーライトを見ない
布団に入る1時間前には、大きな音楽やTV、DVD、スマホを見るのはやめましょう。
ブルーライトが目を刺激してメラトニンの効果が発揮することができません。
3朝太陽の光を浴びてから14~16時間後にメラトニンは分泌されます。
逆算して夜10時に寝たければ朝6時から8時の間に起きて、太陽の光を浴びなければなりません。
朝の太陽の光を浴びず日中までゴロゴロしていると、メラトニンが分泌されず、夜に眠気が催されず夜更かになってしまい、次の日の朝、眠くて起きられないという悪循環にはまってしまいます。
規則正しい生活(特に朝はきちんと起きて太陽の光を浴びる)ことが大切です。

カウンセリング技術はどこにも負けない自信があります

高いカウンセリング料を支払っていませんか?

良くなっているのであれば、まだしも良くなっていないのであれば大問題です。

当カウンセリングは「より良いカウンセリングをより安く」をスローガンに、業界最低価格を実現しました。

お悩みを抱えていらっしゃる方、不安感が強い方など悩みの種別は問いません。

病院に行かれている方は、以前にも書きましたがほとんどの病院が30分以内診察を行っており、患者様がもっと話しをしたいのにできない現状です。

病院で話せれなかったことをカウンセリングでお話ししていただけませんか?

病院とカウンセリングの併用をお勧めします。

絶対に取り除けないストレスは受け止める 仕事を辞めるとき

ある研究によると、末期がんと宣告された患者の統計をとり
1最先端のがん治療をしてくれる病院に行く、今まで以上良い治療法がないかいろいろと調べるなどありとあらゆる治療にチャレンジするなどして徹底的にがんと闘う場合。
2「末期がんになってしまったのだからしょうがない」と病気を受け入れ、残りの人生を大切にやりたいことをして生きる場合。
ではがんと闘わない方が長生きしたという研究結果が出たのです。

闘うことは大きなストレスになり、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、このコルチゾールには免疫抑制作用があり、がん免疫も低下させます。

取り除ける原因に対しては、もちろん努力して取り除くことがベストですが、取り除けない原因と真っ向勝負しますと、原因は取り除けないばかりかストレスが増大し、より苦しくなってしまいます。

ですから絶対に取り除くことができないストレスには闘うのではなく、受け入れるのが対処法です。

日本人はどんなことでも、頑張れば何とかなる、諦めないで最後まで闘う、このような精神論が大好きですが、場合によっては苦しさや逆効果もあることを認識しなければなりません。

あきらめるという意味は「思い切る、仕方ないと断念したり、悪い状態を受け入れたりする」です。

子どものころからの夢だったのが、できないから「あきらめる」というふうになるとネガティブに捉えがちですが、本来、あきらめるというのは仏教で「明らめる=明らかにする」です。

つまりあきらめるは、できるかどうかを見極めできないとわかったなら、やらないという一種のポジティブ選択です。

何事も諦めずに頑張ることはお勧めしません。

絶対にできないことに労力を使っても意味がないからです。

メンタル疾患でよくなる人と、良くならない人が大別されます。

1メンタル疾患がよくならない人
治療をあせってしまう人
2メンタル疾患が早く良くなる人
治療をあせらず、病気とつきあっていくかと考えることができること

カウンセリングでも叱りです。

1度や2度のカウンセリングで悩みをきれいさっぱりなくすのは不可能です。

「闘い」から「受け入れ」の方向チェンジが必要です。

受け入れることができるようになった人は非常に強いです。

このような発想は病気以外にも適用することができます。

変えられないのに変えようとするのには非常に労力を要しますし、ストレスがかかります。

その「悩み」「問題」を受け入れたら、苦しい感情がフラットになります。

「受け入れる」とは、「闘うこと」をやめることと同じ意味です。

「腹をくくる」とか「ジタバタ」しないと言ってもいいと思います。

「受け入れる」と正反対なのが「敵対する」です。

「敵対心」は非常に苦しめます。

なぜならば、敵対心が強いと、ストレスホルモンであるアドレナリンとコルチゾールが分泌されるからです。

敵対心が強い、何事にも腹をたてて、イライラする、他の人と自分を比較して敵対心を燃やす、そういう人たちの25歳から50歳までの死亡率は、敵意を習慣的に持たない人と比べて4倍ないし5倍も高くなるそうです。

敵意が強く、よく他人を攻撃する人、そういう人は人に「苦しい」をぶつけているようで、実は自分自身を「傷つけ」、より「苦しい」状況へ追い込んでいます。

病気を受け入れる、ストレスを受け流す、口で言うのは簡単ですが、そう簡単にはいきません。

そこでストレスを「受け入れる」のではなく、「ストレスを受け流す」と考えてはどうでしょうか?

手で思いっきりコンクリートの壁をパンチしてみてください。パンチするのが嫌ですよね、どんな結果になるかわかるからです。

きっととても痛いし、場合によっては骨折するかもしれません。

しかし、バネを用意します。

細長く、いかにも弱弱しいバネに対して思いっきりパンチをしたとします。

バネはビヨーンとしなり、プルプルしながらあなたのパンチに耐えています。

ほとんどの人は、ストレスに対して真っ向勝負で真剣に取り組み、何とかしようと必死になっています。

そこで自分の心を「バネ」にしてみましょう。

ストレスを受けても、ビヨーンとしなり、また元の状態に戻るのです。

「ま、そういうこともあるか」「ま、何とかなるでしょう」「しばらく、様子を見てみようか」的な発想です。

建物にしても叱りです。

頑丈な免震装置のない鉄筋コンクリートと木造の住宅。

免震装置がない鉄筋コンクリートは、地震の衝撃をもろに受けてしまうので、一見頑丈そうに見えても意外と弱いです。

木造の建物は揺れは大きいですが、その揺れによって地震のエネルギーを受け流してしまう。

これも「バネ」で説明したとおりです。

飛行機の翼もそうです。

もの凄い空気抵抗に翼がパタパタとしなるように対処しています。

もし、しならない頑丈な金属を取り付けたとしたらボキッと折れてしまいます。

この「バネ」や「飛行機の翼」のような「しなやかさ」を「レジリエンス」といいます。

レジリエンスは人間関係でも当てはまります。

ネガティブな人の話を長時間聞いていると、聞いている側の気分も落ち込みます。

そこで、自分が「バネ」になったつもりでレジリエンスを持って話を聞くと余裕をもって相手話しを聞くことができます。

人と対話するとき、作用・反作用の影響でストレスを直に受けます。

人をやわらかく受け入れるのには「バネ」の心で対応するとネガティブ感情を受け流すことができます。

中国の兵法書「36計」の一番最後に書かれているもの、35個の兵法を全て実行し勝てない場合、36番目の最後に「逃げるに如かず」というのがあります。

ありとあらゆる戦略を練っても勝ち目がない場合は「逃げる」ことで体勢を立て直しする。

「逃げる」ことは決して「敗北」ではありません。

最終的に「勝つ」ための準備期間に過ぎないのです。

日本人は逃げるのが嫌いで、苦手です。

第二次世界大戦もそうでした。

自分で色々と感情をフラットにさせる方法をブログで書いてきましたが(上手くまとまっていなくてすみません。)、最終的に行き着くのはこの「逃げる」ということです。

会社のストレスがどうしても解決できないときは、会社を辞めることです。

ストレスに押しつぶされて体を壊したり、うつ病にかかるくらいなら逃げてしまったほうが得策です。

心身の健康を失ってしまえば、普通に生活することすらできなくなってしまいます。

「辞める」と決意することと「辞める」との間では大きな隔たりがあります。

「すぐに辞めなさい」ではありません。

まず、辞めるという選択肢を考えてみるということです。

実際に辞めるかどうかは次の話です。

「苦しい」状態にいる人は「抜けないトンネル」感に支配されています。

「苦しい状況」は永遠に続くのではないか、という不安と恐怖です。

今の仕事で非常に辛い思いをしていたとしても、辞表を出して会社を辞めれば、その苦しみからは解放されます。

主導権は辞表を出すあなたにあるのです。

多くの人はどんなに苦しくて「会社を辞める」という選択肢を選ばないものです。

仕事を辞めると、ご飯が食べられなくなる、家族も養っていけない、だから仕事は絶対に辞めれないと、、、

しかし、それでは後戻りすることも、離脱することもできないです。

だから強烈な「抜けないトンネル感」に支配されてしまいます。

その思いが今の苦しみを何倍にも増幅させるのです。

ブラックに勤めていて、死ぬほど辛いのに仕事は絶対に辞められない。

そんな限界状態が長く続けば、自殺を考えてもおかしくはありません。

そこで会社を辞めるという選択肢を念頭に置いてみます。

本当に苦しい、もうこれ以上無理だと思ったら辞表を提出しようとです。

そう思った瞬間に「苦しい」状態だったのが緩和されているのに気が付くことができます。

抜けのないトンネルが抜けのあるトンネルに感情がリセットされます。

ところが、こんな会社なんかいたくない、こんな会社辞めたいと苦しい気持ちでいっぱいの人は、今の会社の悪いところ探しをしています。

給料が安い、残業手当も出ない、長時間労働、上司の性格が悪い等々。

しかし、いったん会社を辞めようと思った瞬間に見え方が逆になります。

月収25万は安いが、辞めたら0になる、上司は嫌だが、自分に好意を抱いてくれる同僚や部下がいる等。

辞めると決めることで「悪いところ探し」から「良いところ探し」のビジョンに切り替わるのです。