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私たちは欲望を抱えながら生きています。

それはごく当たり前のことで、それらをすべて取り払うことはできません。

また、失ってはいけない欲望もあるでしょう。

しかし、その中で明らかに余分な欲望というものがある。

この余分な欲望こそが心を苦しめ、悩みを生み出し、煩悩となって私たちを襲いかかってくるのです。

できる限り、この余分な欲望を抱かないように生活をすること。

それこそが、人生を生きやすくする方法なのです。

では、どうすれば余計な欲望から自らを解放させることができるのでしょうか。

その答えの1つが規則正しい生活です。

規則正しい生活を日々営んでいれば、そこに余分な欲望が入り込む余地はありません。

遊びたいと思っても、とてもそんな時間がない。

欲しいものがあったとしても、それを手に入れたところで使いようがない。

余分なものがそぎ落とされた生活の中からは、余分な欲望も生まれてきません。

周りのものを客観的に見ることができるスキルも身につきます。

自分にとって本当に必要なものは何か、自分にとって不要なものは何かがはっきりと見えてくる。

そこで気がつきます。

自分たちは何と多くの余分なものに囲まれていたのかということを。

自らの生活に規制をはめることです。

自分ができる範囲内の規則を自分に課すことです。

例えば、毎朝の起床時間をしっかり守ることです。

7時に起床するという規則をはめてみる。

前の晩に遅くまで飲酒していれば、もう少し寝たいと思うのが心情です。

今日は、30分遅く起きてもいいだろう。

ついそういう甘い考えが出てくる。

その甘えた気分を振り切って、頑張って7時に起きることです。

もしも睡眠不足になりそうであれば、いつもより早めに布団に入ればいい。

とにかく、自分で決めたことは実行することが大切です。

誰からも決められた規則ではありませんので、甘えようとしたら甘えることも可能でしょう。

「今日くらいはいいや」とつい、規則を破りたくなることもあるでしょう。

誰かに叱られるわけではありませんので、破ることは簡単です。

しかし、自ら作った規則を破るほど情けないものはありません。

自分を律することができない人間は、やがては余分な欲望の海に呑み込まれてしまいます。

自分で作った規則であるからこそ、真摯に実践しなければなりません。

自らが自らに対して規則を作ることには理由があります。

例えば、物欲というのがありますが、この物欲に対して自らの規則を作ってみてはどうでしょうか。

店に入るとどうしても時計が、欲しくなった。

時計はいくつも持っているのですが、とにかくその時計が欲しくてしかたがない、

ところが、その時計は50万円もする。

欲望に負けて買ってしまう。

「支払いはカードで、分割で」とカードを出す。

さもスマートに見えますが、要するに借金です。

時計は手に入りますが、50万円も借金をしたことになる。

現金で支払う能力がないから、カード払いの分割にしているだけです。

余分な欲に負けた瞬間です。

欲しいものは3か月よく考えてから購入する、カードの分割払いはやめる、現金で買うなど自分で規則を作ってはどうでしょうか。

この規則を守るためには、50万円を貯めなければなりません。

そこで時計を買うために毎月2万円の貯金を始めます。

生活費の中から2万円の貯金をするのは楽ではありません。

それでも欲しい時計を手に入れるために他のことを我慢して貯める。

1年で24万円。

2年と1か月経ってやっと目標の50万円に到達します。

そうするとどうなるか。

多くの人はこれだけ苦労して貯めたのを一気に使いたくないという心理も出てくると思います。

時計を買うのに「もったいない」と思うようになるのです。

どうしても必要があるならまだしも、たかが時計に50万円払うのはもったいないので、何かもっと自分の役に立つような使い方をしたい、そう思うはずです。

このときに気が付くのです。

その時計を買うことは「余分な欲望」であったことを。

そしてもう1つ余分なものが見えてきます。

それは、貯金するために我慢をしてきたもの。

要するに2年1か月も我慢できたということは、今までのお金の使い方が必要最小限度ではなかったことです。

このように、自分が自分に規制を作ることによって、そしてそれを実践していくことで自分が抱えている余分なものがはっきりとしてきます。

本当に必要なものは何かが見えてくるものだと思います。

さて、自分で自分に規則を作ったのはいいですが、なかなか続くものではありません。

決め事はたくさん作りますが、どれも三日坊主で終わってしまえば、もともこもありません。

自分は、なんて意思が弱いんだと嘆いていても仕方がないです。

人間は基本的に意思が弱いですから、嘆く必要はありません。

本当に強い意志を持って自分自身を律することのできる人は、ほんの一握りだと思います。

できるなら楽をしたい、辛いことは避けたい、そんな気持ちをもっているのが普通です。

もしも、自分だけで規則を守る自信がないと思うならば、周りの人を巻き込むことです。

例えば、メンタル疾患に非常に効果的とされている早朝のウォーキング。

「そっかあ、じゃあやってみるかな」と思い、実際に一人で朝早く起きて早朝ウォーキングをやる人の割合は何パーセントでしょうか。

おそらく10パーセントなんて遠く及ばない程度の割合だと思います。

このような場合一番いいのが家族等の一緒にウォーキングをしてくれる仲間を作ることが大事です。

早朝、一人で布団から出て、すぐウォーキングというのは早々できることはありません。

ただ、家族等が一緒になってやってくれるようになると自分も「早朝ウォーキングをする」という「規則」を作るようになります。

そうなれば、面倒でも行かざるを得ません。

自分が行くのを相手も待っていてくれている、自分だけが面倒ではない、一緒に行ってくれる人も面倒なはずだ。

と考えがポジティブ方向に向かっていきます。

一人で頑張ろうとすると辛いですが、誰かと一緒にやるということで辛さは半減されます。

お酒を飲みに行くときも「規則」は作ってください。

会社が終わって同僚たちと一杯やることは楽しいことです。

日ごろのストレス発散材料にもなるでしょう。

しかし、ダラダラといつまでも飲んではいけません。

そこで「飲み会は夜10時には終わりにしよう」という「規則」を作ります。

どんなに盛り上がっても、たとえ遅れてきた人がいたとしても、とにかく夜10時には終了するという「規則」を作る。

あまり、杓子定規に考える必要はありませんが、ある程度の「規則」をお互いにはめておくことです。

それが結局は人間関係を長続きさせることに繋がると思います。ダラダラと「規則」がなくなってしまったような付き合い方をしていると、やがてはどちらかが嫌になってしまうものです。

「切磋琢磨」という言葉があります。この言葉の意味は、今は競争相手やライバルのような関係だと捉えられることが多いですが、そうではありません。

お互いに刺激しあうことで、ともに進んでいく。

互いが成長するような関係を築いていくということなのです。

互いを励まし合いながら、切磋琢磨しながら、規則正しい生活を実践していく。

そういう、仲間を持つことで、生活と心を整えていく。

それも人生にとっては大切なことだと思います。

メンタル疾患者のほとんどが、規則正しい生活をできていません。

朝、太陽の光を浴びてセロトニンを分泌させ、同時に眠気を催すメラトニン(太陽の光を浴びてから14~16時間後に分泌)も作り出します。

セロトニンは感情をコントロールさせる重要な物質であり、枯渇するとうつ病などのメンタル疾患になります。

朝太陽の光を浴びればメラトニンが夜に分泌され、眠気が出てきます。

規則正しい生活をしていないと、セロトニンやメラトニンが分泌されず、悪循環になってしまいます。

まずは、朝早く起きて太陽の光を浴びるようにしてください。

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